行政書士事務所の開業資金について(自宅兼事務所で開業)
自宅兼事務所で行政書士を開業した場合、いくら必要なの?
行政書士事務所を開業するにあたっての開業資金については、人それぞれだと思いますが、参考になればと思い書かせていただきます。
私は、2年前、妻(専業主婦)と4歳の娘がいる環境で、自宅マンション(賃貸)の一室で開業しました。
幸いにも、勤務先の顧問(税理士・司法書士・社会保険労務士・行政書士・土地家屋調査士・弁護士)の方々がいろいろな面で協力してくださり、おかげでスムーズに開業でき、その後の仕事にも恵まれたかと思います。
会社勤めをしているときに試験に合格し、会社を辞めるまでの2年間をかけて行政書士業務や会計の実務を身に着け、同時に開業後に必要となる備品を少しずつ揃えていきました。
そのため、開業直前には、行政書士登録をするための費用が生じた他は、多くの支出は生じませんでした。
ただ、妻子がおりますので、1年分の運転資金と生活費を確保したうえでスタートしました。
以下、私の開業資金の内訳です。
行政書士登録関連
入会金 20万円
登録手数料・会費等 5万円
登録免許税 3万円
事務所備品等
パソコン 12万円(DELL)
タブレットパソコン 6万円(iPad )
プリンター複合機 4万円(エプソン)
会計ソフト 6万円(弥生会計)
電子認証ソフト 1.5万円(リーガル)
PDF作成ソフト 3万円(Adobe Acrobat 11 Standard)
行政書士電子証明書 1.5万円(セコム)
事務机・椅子 4万円(アスクル)
応接セット 6万円(アスクル)
名刺・印鑑 2万円(名刺・職印・ゴム印)
書籍代 2万円
電話機 0円(税理士さんからの頂き物)
書庫 0円(弁護士さんからの頂き物)
ホームページ関連
サーバー・ドメイン代 2万円(1年分)
交際費
5万円×12か月=60万円
生活費
24万円×12か月=288万円
(マンションの家賃含む)
事務所の運転資金
15万円×12か月=180万円
(広告宣伝費・車両費・諸会費・通信費含む)
合計 610万円
生活費と運転資金に関しては、3か月~半年分を目途に考えられる方が多いようですが、私は、前述の顧問の先生方のアドバイスをもとに1年分の資金を確保していました。
でも、今思えば、これでよかったと思います。
相談を受けてから報酬の全額を手にするまでに、かなりの時間を要する案件が多いことを想定していませんでしたので・・・
(実際、報酬の高い案件ほど、その全額を手にするまでに時間がかかります。)
あと、交際費として毎月5万円を計上していますが、これは・・・
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