行政書士実務の習得方法・勉強法

行政書士の実務知識を身につけるうえで一番大切なこと

「行政書士の実務知識を身につけるうえで一番大切なこと」

何だか分かりますか？

それは、自分が取り扱う業務に関連する法律を熟知することです。

しかし、その一番大切な部分を飛ばして、実務知識を身につけようとする人が多すぎます。

例えば・・・

会社法や商法を知らずに、会社設立に関するマニュアルや書式だけを参考に実務知識を身につけようとする人

許認可の根拠となる法律を知らずに、手引書だけを参考に実務知識を身につけようとする人

本当に多すぎます。

条文を読んだこともないのに業務に関する研修会に参加される人もよく見かけます。

役所の窓口で条文に書かれていることを、平気で質問している人もよく見かけます。

実務講座を受けただけで、その分野のプロになったと勘違いしている人もよく見かけます。

中には、試験勉強のテキストで学んだことで、民法や商法をマスターしたと勘違いしている人もいますが、テキストに書かれていることは、試験に合格できる最低限のことであって、依頼人を守ることができるレベルのものではありません。

法律を熟知していないということは、「何故」の部分が理解できていないということです。

行政書士であっても「プロ」とは言えません。

何故、この書類が必要なのか？

何故、これを記入しなければならないのか？

「何故」の部分もわからないまま、安易に依頼人の書類を作成してはならないのです。

行政書士の仕事は、法律の根拠をもとに書類を作成します。

決して、手引きやマニュアルに書かれているとおりに書類を作成する仕事ではありません。

自分が取り扱う業務に関連する法律を精読し、その内容を正しく理解し、さらに・・

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